凄いやつが、ベルギーからやって来た
Nyochioです。
メカスコについて語ってみます。
※今回は、⑧シリーズの総集編です。電子たばこは、20歳以上を対象とした嗜好品です。
1.いいメカスコが欲しくなった!
で、メカスコと言えば、って言うことで色々とネットをサーフィンしました。(今日日、聞かないなぁ)
で、調べてみると、Cloneの多いこと。多いこと。
変な話、アトマイザーは『Styled』で我慢できてたんですけど、メカスコはどうしても本物が欲しかったんです。まぁ、『Styled』とは、見た目が全く違いますし、メカだけに、中の素材によって、通電性能やメンテナンス回数が違う、と勝手に思ったからです。
そんな中、イタリアのFrankenskullが一番有名だけど、Facebookのグループに入って云々みたいな、EUな方々ですら手に入り辛いほどの貴重な物だったりします。
なんか、恰好良すぎますよね! 左上なんか、角生えてますよ。
次は、L'Octopusで、これも有名なのですが、Webから買うことが出来ます。こんなタコなのか、地球侵略に来た火星人なのか、分からないマークを見たことある人も居るんではないでしょうか?
後はイギリスのRunt Modなんかがあります。
モッド右下の出っ歯のウサギだか、ネコだか、イヌだか、何だか、分からない奴がマスコットキャラなんですけど、アニメを見込んだ日本人からすると、可愛いとは言えないですけど、簡単に書けるキャラとしてはいいのかな、と言う感じです。(※ファンの方、吸いません)
ただ、このライトな感じがいいようで、EU中心に注目があるようです。
などなど、まだまだ、有名なものはあるのですが、今回は入手しやすくなんと公式HPで20%OFFだったのもあって、L'Octopus Modを買うことにしました。
2.L'Octopus を買ってみた
サイトに行くと、Quattro Elementsのシリーズが20%OFFだし、在庫もあったので、喜んでポチりました。因みにOctopus Modsはベルギーにあります。
購入したのは下の図のWaterですが、Quattro Elements(四大元素)と言うだけあって、他に、『Fire』『Air』『Earth』があります。
しかも、有名なメカスコ。どうせ送料がかかるんだから、スコンカーのドアの部分も買ってみようと思ったんです。Elementシリーズは、ドアはプラスティックっぽかったので、スタビライズドウッドの、しかも、上にも出したタコマークの入った奴が欲しかったので、それも合わせて購入しました。
ところで、このOctopus-modsのサイトですが、当たり前ですが海外仕様です。ポチッても、サイトからメールは来ません。なんの音沙汰もないんです。
オーダーが通っているのかどうか分かりません。
で、何日かOctopus-ModのHPを見ていたら、更に恐ろしいことに気づいてしまったんです。Elementシリーズって、ドアの部分が長方形じゃないんです。(上図参照)
買ったスタビライズドウッドのドアは長方形。明らかに合わない。ミスオーダーだと気づいたんです。まさに、初心者。スコンカーは四角い箱で、前にドアがあって開け閉めしながら、電池とリキッドを入れて行く。どれも変わらない。そんな、先入観があったので全く、気を付けなかったんです。
実際、前のOctopus Modは長方形でした。スタビライズドウッドのドアも当然、長方形。でも、Elementシリーズは左下が、うねっ、とした曲線、右下も微妙な曲線になっている。
ここで、オーダの確認メールでも来ていたら、それに返信して、オーダを変更してもらうところですが、それが来ない。じゃぁ、HPのお客様Helpで尋ねるしかないか、それも、面倒だな……。と思って、いっそ、そのままでいいじゃん! なんて、腹を括ったんです。
それにしても、Octpus Modから反応が無い。腹を括るのはいいとしても、そもそもオーダ自体がどうなっているのか分からない。本当に発送してくれるのか? でも、PayPal払いだから、泣き付けば何とかしてくれるだろうけど……嫌だなぁ、嫌だなぁ。面倒くさいなぁ、面倒くさいなぁ、なんて考えて、1週間が過ぎた頃。
『いやいや、ゴメン! 注文にあったスタビライズドウッド、運んでたら折っちゃって。
※上図の赤のスタビライズドウッド、右側、尖ったものぶつかったように、欠けてますよね
また作るの面倒なんで、写真を送るから、その中から好きなの選んでよ。お値段変わらずでいいから♡』なんて、メールがOctpus Modから来たんです。
表面にタコの吸盤イメージの凹凸があるし、色合いも……ハッキリ言って、どれも素晴らしいです。でも、これから買う、Elementしかもっていない私じゃ、全て使えないんです。
とは言え、渡りに船。注文取消し、にすると、間違ってオーダしたのがバレバレになるので、(とは言え、相手は分かっていたとは思いますが)ElementシリーズのEarthのドア(全体的に黒っぽい)と、クリアブルーのボタン(Defaultは黒のボタンなので、Waterに合わせてみた)に変更、差額は返金してもらうことにしました。
※やっぱり、スタビライズドウッドは高いんです。ボタンもセットだったし。
3.海外通販のワナ!
注文変更の内容とTrackingナンバーを送ってほしい旨のメールをすると、『分かった、分かった。明日送るからさ、待ってろよ』くらいなメールが返って来ます。おぉ、とうとう発送か、と思って、今度は発送物のTrackingナンバーのメールが来るのを待っていました。
来ないんです。一週間待っても何の音さたもないんです。で、メールを出したんです。『先週、メールを出した翌日に送ると言ってたけど、どうなっているんだ。本当に送ったのか?』
こんなメールを出すのって、どうでしょう。自分的には、英語で書いていたから、まだドキドキ度が少なかったです。でもこれ、日本語だったら、絶対に詐欺られて、お金は某国に渡ってますよね。そうしたら。
『いやぁ、発送するのは週一回で週末だから、もう少し待ってくれない』って返って来たんです。これも、英語だったからいいんです。日本語だったら……しかも、『あと少しだから、少なく待っててね。旦那様』なんて、Google様に言われた通りの日本語で言われたら、もう終わりです。
で、もう一週間待つんですけど、まだメールが来ないんです。もう、PayPalに手が届きそうになりました。
とうとう、『お前、送る、送る、って言いながら、誠意が無いじゃないか。どうなっているんだ』と、ちょっと切れたメールを出しました。書きながら、本来、海外の人たちなら当たり前に待つのかも知れないなぁ、なんて、グローバル化にすっかり飲み込まれてしまいましたが、でも、主張することはしないといけないのも、グローバルコミュニケーション。
すると、『俺だって、やれる範囲で頑張っているだ。誠意が無いなんて言うな!』と返って来ます。ご家族の体調が良くなかったようで、相手も大変だったみたいです。しかも、こちらへ送った、と言う返事もあり、Trackingナンバーも送って来ました。
調べてみると、フランスからの発送です。前に書きましたけど、Octopus Modsはベルギーです。
『Trackingナンバーがフランスからだけど、間違ってないか?』(Nyochio)
『発送はいつもフランスからだ、心配するな! 俺はいつも誠実なんだ!』(Octopus Mod)
『ありがとう。あなたが、こちらからのメールに対して、いつも素早い返信をしてくれているのに一番の誠意を感じていました。色々と面倒を掛けました。日本人を嫌わないでください』(Nyochio)
といい雰囲気になったんです……が。
『おい、発送してくれたのはいいが、払い戻しはしたんだろうな!』(Nyochio)
『忘れてた。今からPayPalで払い戻す』(Octopus Mod)
ここからは、Octopus Modも早かったし、PayPalも早かったです。Octopus Modは処理を十五分くらいでしてくれて、それから5分も経たずに、日本円でPayPalから返金されていました。
色々とヤバい雰囲気ではありましたが、
Octopus Modは信頼できます!
4.初心者に冷たいのは、世の常~Octopus Mod Quattro Elements Water - Brass~
で、やっと来た、その瞬間に箱を空けて、Octopus Modに送った写真です。
Waterの本体にクリアブルーのボタンを付け換えて、Earthのパネルと元々の黒のボタンを一緒に写しました。 もちろん、アトマイザーはNipple V2です。後ろに映る、黄緑のキャップの付いたボトルにメグニが入っています。
今更ですが、Waterを選んだのは、日本画っぽい絵だったからです。
で、こいつの構造です。
アトマイザーはVaperflyのPIXIEに変わっています。スクイーズボトルは中華サイトで買ったソフトシリコンのものに交換しています。ドアパネルと色が合っていい感じです。また、バッテリーの+極はModの下側になります。
オーソドックスなメカスコです。
ここでポイントなのは、510接続を構成する部分です。
お気づきの方もいらっしゃるかも知れませんが、ファイアロックする(ボタンを押してもFireしない様に通電を制御する)360 Lock Systemなるものは外しています。便宜上じゃなく、普段使いでも。なので、私は、いつかメカスコと共に死ぬことになると思います。あと、クラウンが上下逆になっていますが、今のところ支障ありません。
それは別にして、このModは
- クラウンを緩める。(こうすることで、BFピンが下に下がります)
- アトマイザーをメカスコに接続します。(この時点ではBFピンとメカスコが接してない)
- クラウンを締めます。(BFピンが上に上がり、アトマイザーと接触させる/通電とリキッドチャージが出来るようになる)
って感じで調整します。要は、アトマイザーとクラウン、と呼ばれる部品をクルクル回せば、接続できる。感じです。
右が説明書、左はメカスコが入っていた袋です。しかも、使い方は上半分にしか書かれていない名刺大のぺら紙1枚ですし、英語/フランス語です。しかも上記の()内の言葉は書いていません。オペレーションは書いてありますが、理由が分からない。
特に、こういったものを最初に使う初心者にはなおの事、分かりません。
誰でも最初は分からないんです。分かってからやる、なんてないんです。
まさに、『俺は、これしか教えなくても、出来る奴しか相手にしないから』と言われたよう。しかも、英語とフランス語で言われています。
こっ、これか。これが、Vape上級者向け、って奴なのか。出来ない奴は置いていく。そんな進学塾みたいな所なのか、Vape業界って!
と、大声で叫んだところで。
何はともあれクラウン緩めて、アトマイザー入れたら、もう一度クラウン締める、くらいにしか思っていなかったので、リキッドチャージボトルを使うにも同じことしてたり、なんやりしてたら、なんと、Nipple V2で通電せず、PIXIEなら通電する、みたいなおかしなことになって来ました。
終いにゃ、PIXIEも通電しなくなります。
もう使えなくなるの? あれだけ苦労したのにもうおしまい……。大枚はたいて、たったこれだけ? もっとドップリ付き合って欲しい。
表題にも『メカスコ』とか書いちゃって、メンテナンスがどうの、なんて、偉そうに言ってましたが、実は、子供の頃から、分解なんてやったことが無くって、よく『Modを分解してみると……』なんて言っている人が居ると、いやぁ、随分と物好きな奴が居るもんだ、なんて思うくらい、自ら壊すことに抵抗がある人間だったんです。
だって、テレビは見れればいいじゃないですか。無理に映る仕組みを知らなくたって、なんの問題も無いじゃないですか。
でも、目の前の相手はメカスコ。メカ……そう、機械なんです。と言っても、圧倒的に原始的な機械なんですけど、それでも、怖い。人生で分解、ほぼやったことない!
分解したら元に戻らないよ。 もう、その時点でお金捨てたようなものだよ
止めときゃよかった。こっ、こんなものに関わるんじゃなかった! やっぱり、上級者向けってヤバいんだ!
くそう、でも、やってやる! このままじゃ、金をどぶに捨てたようなもの。それに、公式HPに、No Leak で、工具を使わずに分解できる、と書いてあったじゃないか! それを信じて、下手くそでも、蘇生させてやるっ。
で、とうとう、分解に踏み切りました。
色んな部品がありますが、全部手で取り外せます。
やってみると、かなり簡単です。なんで、今まで、これを恐れていたのか。と思うくらいです。最初に、メカスコをFireした時に似ています。
で、色々弄ってみると、BFピンの下にはネジがあってそれなりに調整が効くこととか、クラウンを締めることで、ばねと一緒にBFピンが上がっていくんだ、とか、色々分かって来ました。思いっ切り締めると、バネが効かなくなって接点が取れなくなる、とか。
私の場合、クラウンを締めすぎていたようです。で、この締めすぎの感覚が分かるように、360 Lock Systemなるものは外しました。もう、使わないと思います。お陰で、メカスコの使用リスクは上がるのですが、それ以上に、Quattro Elementsが使えなくなる方が嫌だと考えました。(私は、いつか、メカスコと一緒に爆発すると思います)
で、もう一度、分解から組み立てた、Quattro Elementsを見てみます。
※組み立て後の絵を使いまわしているので、クラウンが逆さまなんです。
見てお分かりの通り、スクイーズボトルとバッテリーもキツキツです。
これって、Quattro Elementsが、アトマイザーを乗せる510接続のパーツ『Octo510V2』が漏れない、って言う自信なんですよね。だから、バッテリーが傍にあってもいいんです。
完全に、RAM Boxと完全に設計思想が違います。
RAM Boxは、510接続の部分とバッテリーが離れています。これは、電気と液体を離す、と言う安全設計で、しかも緑のバッテリー取り外し布まで付いています。
しかも、Fire Lock機構(使い辛い)がある上に、ボタンが重く、簡単にFire出来ない様にもしているんです。
逆に、Quattro Elementsにはこういった、ボタンを重くすることも、布も付いていません。RAM Boxを最初に使っていたので、Quattro Elementsが来た時、布が無いなら、と、布の切れ端を探して来て、電池の下に敷いて、使おうとしたんです。
そうしたら、フロントドアが、うまく締まらなかった。
まさに、Quattro Elementsから、『私に、余計なものを食べさせないでください。太ります』と泣かれた気になりました。つまり、付けないことで、奥行きを少しでも小さくしているんですね。(少なくとも、布の厚さ分くらいは大きくなりますからね)
こう言うところからも、RAM BoxとQuattro Elementsの設計思想の違いが読めます。
いかに小さくするか、いかに軽くするか、いかに利用するシーンでも綺麗なものを作るか、を目指すと、色んな部分にも手を入れないと、(性能的も良くないと)実現できません。拘りが出る訳です。
そこに、Modderのメカスコ(製品)に対するパーツごとの品質保証みたいなものを感じるんです。
だから、メカスコはAuthentic(本物)をお薦めします。
因みに、電池は、そのまま、バチッって入れて、取り出す時は、ドアパネルを外して、下に向けて、上から(Quattro Elementsの背から)ポンポンと叩きます。
入れた様に、取り出している訳ではありませんが、これで、問題ないです。特に電池が取り出し辛いことはありません。それに、取り出し布を管理する必要もありません。楽が一番!
イメージが伝わったと信じていますが、CVTVのチェンさん(Cheng Liuさん)が、Frankenskullを紹介した時に同じことをしていますので、見てみて下さい。(リスペクトリンク)
忙しい人のためのFranken Skull V2 〜BF MOD〜
いやぁ、チェンさんがメカスコについても、全部説明してくれています。
ただ、2016年(私がVapeを始めたくらい)の動画ですから、動画のFrankenskullの510接続の部分が古いのと、スクイーズボトルもプラスチックですね。
と、ここまで考えてみると、何も知らずに使えたPumperとか、RAM Boxって凄いメカスコなんじゃないか。イメージ、アクセルとブレーキが分かれば乗れる、メカスコ界の50ccのスクーターです。
いや、身をバラバラにされることが前提で、色々と教えてくれたQattro Elementsも、凄いんじゃないか、(イメージ、50ccのモンキーです)なんて思ったんです。
※単にイメージです。私もモンキー持ってましたけど、分解はおろか、シートもタンクも変えていません。
いやいや、Vape。深いですね~。
因みにOctopus Quattro Elements - Water -Brassは
- 公式サイト:75x41x25 (HxWxD:mm) : 31g
- the Steamery :78x53x27 : ?
多分Steamery(オーストラリアのVape販売サイト)の方が正しいと思います。公式の大きさは、まさに、長方形の18650用のOctopus Modだと思います。幅が41mmだと21700は厳しいかと……。
重さは45gくらいはあるんじゃないかと思うし、21700は当然ですが、18650より重いです。一概に比較はできません。とは言え、21700はさすがです。2本あれば余裕で、2泊3日行けました。
以前のModは色々と比べましたが、これについては、21700というのもあって、IQOSなどとは比較しません。重さ以上の、思い出が詰まっている、もの凄く大事にしたいメカスコになったからです。
Quattro Elements。素直に手元に届かず、素直に使えなかったジャジャ馬ですけど。本当に色んな事を教えてくれました。
やっぱり、ツンデレには魅かれてしまいます!(男性キャラ編)
©BNP/T&B PARTNERS
同じアニメで、女性キャラ編も。
©BNP/T&B PARTNERS
まだまだ、メカスコをご紹介したいと思っています。
色々、ご意見はあると思いますが、あくまで私の経験と感想の記録ですので、よろしくお願いいたします。
ここまで、見て下さり、ありがとうございました。
これからも、お付き合いいただけると嬉しいです。
では、また次回お会いしましょう。(次回更新は12/25 6:00になります)